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四無量心を行じる弁当~第63回全国大会~

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 第63回全国大会では“環境に配慮したお弁当”を作る企画があった。これは、大会のテーマ「四無量心で人と自然との調和をめざす~万物を生かす喜びをすべての人へ~」に沿ったお弁当を作ろうというもの。自然に四無量心、特に「捨」徳を行じるというのは何のこと?と思うかもしれないが簡単に言えば、欲望を制御して、自然に対して一歩譲るということだ。

具体的には①お弁当の原材料となる米や野菜をなるべく自然に近い形で栽培されたものを使用することである。無農薬や低農薬がこれにあたる。これらの栽培では米や野菜を作るのに、膨大な数の虫や微生物が関わる、が、農薬を一回散布すればそれらを殺すことになり、その数は激変する。これでは自然とは言えない。この場合、人間が譲る部分は、農家が栽培する際ににかける手間とそれが反映されるコストだろう。ちなみに、生物相互の共存度が低く、環境に多大な負荷をかける肉は、もちろん使用していない。次に②食材の移動距離を近距離にすること。これは、地球温暖化防止の観点からである。安い食材を手に入れるため、海外から輸入することも多いが、温室効果ガス増加のコストは原材料の価格には反映されていない。なるべく近距離の食材を使用する“地産地消”を当然考えたが、①と併せて考えたとき、例えば同一県内のものだけ使用するには、まだまだ無農薬、有機栽培の農家が少なすぎる。しかも今回は大量の注文である。よって、食材の移動距離は国内産であることを条件とした。③添加物を使用しないこととした。添加物は弁当には防腐剤などに用いられることが多いが、これはお昼の決められた時間に食べれば何の問題ない。また、アミノ酸など味覚を向上させるために用いる添加物は、それこそ不自然である。無添加の鰹節と添加物を使用した鰹節を2つ並べ、猫に選ばせると、猫は無添加を方を選ぶ。さらに、④食材の容器は土にかえる生分解性のものを使用することとした。主に同僚の廿野さんが担当した。これについても国内の原料、そして国内で生産された容器を使用したかった。しかし、こういった容器は主に中国の葦から作られている。国産のものは、再生紙や竹などから作られた容器はあるものの、高価すぎる。葦はすぐに再生するのでその点は良いのだが、中国の安い労働力で作られている。検討したが、今回は妥協した。今の時点で、弁当の容器は環境に良い物はない。使い捨てという発想には無理がある。

以上のことを最低条件とし、4会場で異なった業者を探した。環境に良いものを使用していますと謳ってあっても信用できない。担当者としっかり話してから業者を決定した。それでも食材の変更もお願いしている。例えば、唐辛子や胡麻は、日本ではほとんど栽培されていないが、業者からの仕様書にはしっかり胡麻、唐辛子と記載されている。原産地を聞き、国産のものに変えてもらったり、使用しないようにしたりした。

弁当が完成したのは4月半ばである。一つあたりの値段はお茶付きで600円以内であった。ボリュームもそこまで多くなく、見た目も豪華ではない。味も素朴な味わいである。しかし、少しは自然に四無量心を行じる弁当はできたのではないかと思う。足りなかったり、味が薄いなどの声があがると思っていたが、おいしいという声が圧倒的であった。これはとても嬉しいことだった。 

とても大変な企画だった。なぜか?それは流通が経済優先であり、消費者もまだまだ経済優先の考えが強いからだと思う。食材一つ探すのも大変だし、今回使用した物でも完全ではなく、妥協もしている。お弁当は少しでも自分で作物を育て、自分で作ることが理想ではないかと思う。食材は工業製品ではなく、いのちである。このことを忘れず面倒くさくても、自然に譲っていくことが大切だと思った。最後に、弁当業者(というよりは弁当屋さんというよりはしっくりくるが)を紹介したい。ご協力がなければ実現はできなかった企画である。

○山野会場 オーガニックレストラン&デリみどりえ (目黒区鷹番)

○宇治会場 naturalkitchen めだか (大阪市北区)

○福岡会場  エヴァ・ダイニング   (福岡市中央区)   

○札幌会場  ドリーミン・ベル      (北海道札幌市)

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普段からこのような店や、宅配業者を利用し、多少高くてもそういうところを利用してほしい。そのような人が増えれば、きっと農業も流通も変わっていく。何より、自然に譲る生活の実践であると思う。

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コメント

ありがとうございます。
神の子の内部神性が喜ぶ、満足するお弁当がテーマでしたね。お食事は、生きる上で必要なもので、多くの方が当然、興味のあること。なのですが、テーマに沿ったお弁当は、想像していた以上に、すでに大会前から好評でした。これからは、マスコミの食に関するTVや雑誌も、生命尊重や、環境保全、健康といった視点から、紹介をするようになっていくでしょうね!

こんにちは^^お世話になっております♪♪

今回のお弁当、おいしかったですね★
余っていたみたいで、2つほど頂いて帰りましたw

私の住んでる所では、地元の無農薬&有機野菜を扱っているお店があります。
一般的なスーパーだと旬をあまり感じませんが、そのお店は旬のものしか並んでいないので、野菜が一番美味しい時期がわかります♪

ちなみに、ごまも売っています~無農薬です。
東京にももっとこういうお店が増えてほしいですね^^

T.N様
メディアがそのようになってくれるととてもうれしいですね。私たちの部署では、次回の会議もこの業者に続けてお願いすることになりそうです。
継続してやっていきましょう。私は大会後、ずっとマイ弁当を続けていましたが、今日途切れました…
色々と尽力いただいて本当に感謝しております。

くりぃ様
今は季節もあまり感じなくなってしまいました。冬でもきゅうり、トマトがあるスーパーばかりでそのような店があるのは嬉しいことです。

ごまは日本では、かつては米作のついでに田んぼの畔でよく作られていました。しかし、めんどくさすぎるのです。収穫も何もかも。私は会社の田んぼで栽培していました。生のごまを食べてみましたが、すごくおいしかっのを覚えています。
無農薬でいまだにやっているところは、愛知と鹿児島にありました。

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